施工事例 ｜ 東京・神奈川・横浜でハウスクリーニングのご依頼なら調和プロダクトサービス

今回は、取引先よりの相談で、マンション室内のリフォーム工事に伴い工事の過程で実施した共用部への床養生につき養生を撤去したところ、、
養生テープ糊跡がエントランスの御影石（バーナー仕上げ）についてしまい、また共用部廊下の長尺シートが長期間の養生敷設による汚れで黒ずみ通常の水洗いで落ちないとの相談を受け、その汚れ除去のための清掃を行いましたのでその内容をご紹介致します。

養生テープ糊の弊害（汚れの原因）

工事をする際に大事な建物内部を工事用の台車や重量物を運搬する際に床を傷付けないために養生を行います。
養生自体は、工事の準備前工程としては必要な手順であります。
しかしながら、「養生テープを被保護部分に直接貼付することが」大きな弊害を持たらす事があります。

今回、、
①エントランスの御影石に直接テープが貼られた部分につき糊の成分が長期間に渡り石材の穴から内部に浸透してしまった。
②長尺シートの養生につき、直接テープが貼られた部分の糊の成分が雨などの水分とともに養生下側に入り込み泥汚れなどと混ざり合い糊成分の混じった汚れ染みとしてシートの凹凸の凹の部分に入りこんでしまった。

こうなると水洗いや高圧洗浄では落ちにくくなります。

今回の洗浄方法

①御影石の養生テープ糊除去

ア．石材についたテープ糊跡、ボンドなどの接着剤を除去する溶剤をウェスに染み込ませてテープ糊跡部分に湿布してシミ抜き

イ．染み抜き後に溶剤が付着した部分の変色を防ぐため、アルカリ洗浄液　⇒　過酸化水素などの洗浄液でポリッシャータイネックス洗浄

ウ．水洗いタイネックス洗浄

②共用部の養生テープ糊黒ずみ汚れ除去

中性洗浄剤によるポリッシャータイネックス洗浄　⇒　水洗いポリッシャータイネックス洗浄

今回特に気を付けたこと。

①テープ糊跡を除去するのに劇薬溶剤を使用しますので丁寧に全体を中和して洗浄していかないと変色のリスクがあること。
②今回使用した洗浄剤は、強かルカリ洗剤、医薬外劇物である過酸化水素、第二種有機溶剤　塩化メチレン（ジクロロメタン）が含有しその洗浄廃液は、特定有害産業廃棄部逸にあたるため、その処理をなす許認可を持つ産業廃棄物処理業者を見つけるのが一苦労でした。

今回はお客様の要望する施工日に間に合う形で産廃業者さんを見つけ、元請け会社さんの方から適切に処理をして頂きました。
施工後はテープ跡も消え、共用部廊下も綺麗になりマンション管理組合様にもご納得を頂く仕上がりとなりました。