2020-03-12
私どもが新築物件の引き渡し清掃をおこなっている際、幾度となくにシールのべたべたに遭遇します。
まず養生の撤去後、特に養生テープを剥がした後の床、建具、枠、棚板、または建具や住設に貼られたシールなど剥がした際など何度も遭遇します。
目次
このベタベタは水で拭いても、メラミンスポンジで擦ってもなかなか落ちません。
いやむしろ、メラミンスポンジなどで擦れば面材に擦った傷が生じ光ってしまい補修または交換せざるを得ないこととなります。
まず、私たちが日常的に使用しているのが「塗装用薄め液(※ラッカーシンナーではありません)」です。
これをウェスにまぶして拭いていくと。ベタベタが驚くように取れていきます。
薄め液で拭いたあとを水拭きして乾拭きすれば仕上がりとなります。
※決して薄め液で拭いたままにしないでください。拭いた面が変色することがあります。
余談ですが、昨年甚大な被害をもたらせた台風15号・19号
その前にガラスに×印で養生テープを貼った方も多いでしょう。
そのテープをそのままにしておくと後で剥がすのが容易ではなくなります。
台風経過後、すぐに剥がす必要があるのですが、、やはりテープの「分子間力」によるベタベタが残ります。これも、薄め液で拭いて伸ばして最後に水拭きすれば綺麗に取れます。
市販をしている「住友3M クリーナー30」
リモネン配合の有機溶剤ではありますが、「分子間力」の残る部分に噴霧し少し時間を置いて拭き取り、その後水拭きをして、一度で落ちなければ数回この作業を繰り返せば綺麗に落とせます。スグレモノ!!です。
(注)布、紙、木、石材など多孔質の材料に噴霧すると染みの原因になりますので使用を避けてください。
江上 孝明(エガミタカアキ)
株式会社調和プロダクトサービス代表取締役。
NTTに10年間在籍、1996年4月に同社を設立。
前職と全く異なる業界へ参入するも、高い手腕で取引先開拓を実現。
同社の前進となる事業にて、提携先の企業よりハウスクリーニング事業を引き継ぎ
現在、事業規模を引継ぎ時の4倍に成長させることに成功。
新築現場に一作業者として15年間従事していたため、現場での問題点や現場作業者の立場考え方を理解した上での会社経営を行う。
NTT在籍時代に培われたスキルを生かし、クレーム時の迅速な対応と適切なヒアリング
を得意とし、顧客満足度を高めるためのサービス供給を旨としている。
また、自身でも独自に研究を行い、理論的観点から汚れにアプローチするノウハウを多数
蓄積して現場に反映させている。
資格:2級ハウスクリーニング技士(H17.11社団法人 全国ハウスクリーニング協会(※))
※現:公益社団法人 全国ハウスクリーニング協会
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