2024-01-10
キッチンの排水溝にドロドロした汚れが溜まってしまい、どう掃除をしたらいいかわからずお困りではありませんか?
悪臭もある場合は、できるだけ早く汚れを取り除きたくなりますよね。
本記事では、キッチンの排水溝に溜まったドロドロ汚れの掃除方法を紹介します。
汚れが溜まりにくくなる予防法もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
キッチンの排水溝にドロドロとした汚れが溜まる原因には、次のようなものがあります。
・生ごみを直接流してしまう
・洗剤や皿の油分が十分に洗い流されていない
・揚げ物などで使用後の油を流してしまう
排水溝に付着し、蓄積する過程でドロドロとした汚れに変わります。
排水溝ネットなどで大きな生ゴミなどは防げても、油脂は編み目を通り抜けてしまいます。
加えて温度が下がると固まる油脂は、ネットや配管にこびりつきやすいため注意しましょう。
また、食器を洗う洗剤はしっかり洗い流さないとカスが残ります。
油脂と結合するとさらに落ちにくくなり、配管が詰まる原因にもなってしまいます。
キッチンの排水溝に溜まった汚れを取り除く方法には、主に5つあります。
1.重曹とクエン酸を使う
2.塩素系漂白剤を使う
3.配管クリーナーを使う
4.パイプ用ブラシを使う
5.業者に依頼するか高圧洗浄機を使用する
それぞれのポイントを解説します。
重曹は弱アルカリ性で、油脂などの汚れを分解する性質があります。
排水溝の汚れが油脂であれば、重曹が有効です。
ぬるまに重曹を加えて混ぜたものを少しずつ流し込み、ブラシで擦ると汚れが落ちます。
もしくは、排水溝全体に重曹を振りかけ、その上から重曹の半量程度のクエン酸を振りかけます。
30分~2時間置いたあと、40~70℃前後のお湯でしっかり洗い流しましょう。
汚れが残っていれば、スポンジやブラシで擦って落とします。
カビ落としや殺菌に使われる塩素系漂白剤も、排水溝掃除に役立ちます。
排水溝の汚れを落とすだけでなく、漂白と殺菌も同時に行えるのも利点です。
汚れ部分に塩素系漂白剤を吹きかけ、10~30分放置したあとブラシなどで汚れを落としましょう。
排水溝に汚れが溜まり、水の流れが悪くなった場合は市販の配管クリーナーも有効です。
配管の内部に届くようしっかりと薬剤をかけ、しばらく置いてから洗い流します。
製品によって使い方や放置する時間が異なるため、パッケージに書いてる使い方や使用上の注意点を確認しましょう。
パイプ用のブラシは、排水管の中まで掃除ができます。
ただし、硬いブラシは排水管を傷つける可能性があります。擦る際の力加減には注意しましょう。
また、排水管がビニール素材の蛇腹ホースの場合、破損の可能性があるためブラシは使用しない方が無難です。
排水溝のドロドロによって逆流してくるような場合は、専門業者に依頼して緊急で対応してもらう必要があります。
ご自身で掃除したいのであれば、高圧洗浄機を使って排水溝を貫通させましょう。
塩素系漂白剤を使って排水溝の掃除をする場合、ほかの洗剤と混ざらないよう注意しましょう。
市販の配管クリーナーも同様に、他の洗剤と混ざらないよう注意が必要です。
ほかにも使用する際は換気を行うなど、注意事項があるので事前に確認しましょう。
なお、油汚れはお湯の方が落ちやすいからといって、熱湯をかけると排水管が破損する可能性があります。
また、無理に奥まで洗おうとすると故障のリスクを高めるため、見える範囲に留めましょう。
キッチンを掃除してきれいにしたら、汚れを溜めないようにしましょう。
汚れを予防する方法としては次のようなものがあります。
1.こまめに掃除をする
2.排水溝ネットをつける
3.油は新聞紙で吸い取る
4.アルミボールや木炭を使用する
5.キッチンを使ったあとはお湯を流す
具体的な方法を解説します。
キッチンを使ったら、こまめに掃除をすると汚れが溜まりにくくなります。
排水溝のパーツも洗剤を使って定期的に掃除をしましょう。
特に湿度や気温が高くなる時期はカビや微生物が活発になり、汚れが溜まりやすくなります。
排水溝に食べ物の欠片などが流れないよう、排水溝ネットをつけましょう。
ネットに溜まったゴミも汚れの原因になるため、こまめな交換が大切です。
ゴミを溜めないだけで掃除の手間も軽減されます。
排水溝ネットをつけても、油は流れてしまいます。
調理中に油を使ったフライパンなどは、洗う前に新聞紙で吸い取ったり拭き取ったりしましょう。
排水溝に流れる油を減らせます。
排水溝に汚れを溜めないために、丸めたアルミホイルを沈める方法も効果的です。
アルミホイルに含まれる成分が、微生物の成長を阻害してくれます。
同様に、抗菌・消臭効果がある木炭も有効です。
ゴミ受けに砕いた木炭を入れておくと、汚れを予防する効果が期待できます。
洗い物で出た油は排水溝に流れてしまいます。
冷えると固まって蓄積するため、洗い物のあとはお湯で油を流しきりましょう。
その際、排水管が傷むため熱湯は流さないでください。
排水溝のドロドロとした汚れをそのままにしておくと、悪臭以外にも次のような被害につながる恐れがあります。
・排水管が詰まって水が逆流する
・排水管で水が逆流して水漏れする
水が逆流したり、水漏れしたりして床が水浸しになると、床材が傷んでしまいます。
また、水漏れによって湿気がこもると黒カビが発生するケースもあります。
アパートやマンションの場合、下の階まで浸水すると被害が拡大するでしょう。
汚れはこまめに掃除して、詰まりを予防しましょう。
キッチンだけでなく、洗濯機や浴室の排水溝にも注意しましょう。
毛や石鹸カス、油脂の汚れが堆積すると水が流れず逆流して脱衣所などが水浸しになったり、集合住宅の場合は階下の住戸に水漏れを起こして費用弁償が生じたりする可能性もあります。
通常、排水溝はキッチンと浴室、洗面所で分離していますが、まれに配管を共有しているものもあります。
その場合、一か所の詰まりが水まわり全体に影響を及ぼしてしまいます。
排水溝はこまめに掃除をすると、ドロドロとした汚れを防げます。
すでに溜まってしまった汚れも、市販の薬剤などを使えばきれいに除去できます。
しかし、掃除の時間が取れない、悪臭がしていて自分では掃除をしたくない場合、プロへの依頼を検討しましょう。
株式会社 調和プロダクトサービスは、プロの技術とクリーニング用品で汚れを徹底的にきれいにします。
無料相談を受け付けていますので、気軽にご連絡ください。
江上 孝明(エガミタカアキ)
株式会社調和プロダクトサービス代表取締役。
NTTに10年間在籍、1996年4月に同社を設立。
前職と全く異なる業界へ参入するも、高い手腕で取引先開拓を実現。
同社の前進となる事業にて、提携先の企業よりハウスクリーニング事業を引き継ぎ
現在、事業規模を引継ぎ時の4倍に成長させることに成功。
新築現場に一作業者として15年間従事していたため、現場での問題点や現場作業者の立場考え方を理解した上での会社経営を行う。
NTT在籍時代に培われたスキルを生かし、クレーム時の迅速な対応と適切なヒアリング
を得意とし、顧客満足度を高めるためのサービス供給を旨としている。
また、自身でも独自に研究を行い、理論的観点から汚れにアプローチするノウハウを多数
蓄積して現場に反映させている。
資格:2級ハウスクリーニング技士(H17.11社団法人 全国ハウスクリーニング協会(※))
※現:公益社団法人 全国ハウスクリーニング協会
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