2023-04-25
お風呂に入っているとついつい汚れに目が行ってしまいがちになります。
せっかくリラックスしようとしているのに、こうした汚れがあると気分が落ち着かなくなります。
このようにお風呂の水垢は特に気になるものです。
しかし、この汚れ、なかなか簡単には落ちてくれません。
水垢がとれずにお困りの方も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事ではなぜお風呂の鏡に水垢がついてしまうのか、水垢がついた場合の落とし方、水垢をつけないためにはどうしたら良いか、その方法について解説します。
本記事を読むことで、水垢がついてしまうメカニズム、効率的に水垢を落とす方法、そしてそもそも水垢をつけないためには何をしたらよいかわかるようになります。
目次
お風呂場は、高温多湿な環境であるため、水垢が付きやすい場所です。
同じ水垢と言っても大きくアルカリ性と酸性に分けることができます。
特に鏡の場合は水滴が付着しやすく、乾燥する過程でカルシウムやマグネシウム、ケイ素などの水中のミネラル成分が固まって水垢ができます。
この水垢はアルカリ性です。また、石鹸やシャンプーなどの洗浄剤が残っていると、石鹸の成分と皮脂汚れが混ざって結合し、さらに固着することがあります。
この水垢は主に桶や椅子に付着するものです。
石鹸の場合、酸性石鹸と金属石鹸があり、前者は酸性、後者はアルカリ性となります。
このように、同じ水垢でも性質に違いがあるためそれぞれ違ったアイテムを使用することが必要となってきます。
水垢が付着すると、鏡が曇りやすくなり、見た目も悪くなります。
定期的なお手入れが必要ですが、適切な方法を使えば、水垢は簡単に落とすことができます。
水垢を効果的に落とすためには、適切なアイテムと道具が必要です。
水垢に効果的なアイテムには、重曹、クエン酸、酢などがあります。
これらは環境にも優しく、お手入れに適しています。
また、スプレータイプの洗剤やスポンジタイプの洗剤も、広範囲や頑固な汚れに効果的です。
道具としては、スポンジやブラシ、ペーパータオルなどがあります。
適切な道具を使い分けることで、効率的に水垢を落とすことができます。
それでは、実際に水垢をどのように落としていけばよいのでしょうか。
主に、以下の方法があります。
・重曹を使う
・クエン酸を使う
・酢を使う
・スプレータイプの洗剤を使う
・スポンジタイプの洗剤
それぞれの方法について細かく解説します。
重曹はアルカリ性で、鏡に付着するような水垢と同じ成分ですが研磨作用があります。
更に、酸性石鹸による水垢の場合には中和作用によって汚れを落とす事ができます。
水に溶かした重曹をスポンジに含ませ鏡にこすりつけることで水垢を効果的に落とすことができます。
重曹を使用する際には、比率を適切に調整しましょう。
一般的には、重曹と水の比率は水100mlに対して重曹小さじ1/2杯が有効です。
クエン酸は、弱酸性でアルカリ性の水垢を中和し溶かす力があります。
特に鏡のうろこ状の水垢には効果があります。
クエン酸と水を溶かした溶液を鏡に吹き付け、ペーパータオルで覆います。
その後、覆ったペーパーをはがして磨きます。
磨いた後の水洗いも忘れずに行いましょう。クエン酸を使用する際には、比率を適切に調整することが重要です。
水100mlに対してクエン酸小さじ1/2杯が適量です。
酢もクエン酸と同様に酸性で水垢を溶かす力があり、水垢を効果的に落とすことができます。
こちらも、鏡のうろこ状の水垢に対して高い効果を発揮します。
やり方はクエン酸と同じく、溶液を吹き付け、ペーパータオルで覆った後磨きます。
また、酢は浴槽や桶、椅子の水垢にも効果があります。
分量に関してもクエン酸と同じ比率で溶液を作りましょう。
スプレータイプの洗剤は、広範囲の水垢に効果的です。
壁面やシンク、浴槽など、広い範囲に水垢が付いている場合には、スプレータイプの洗剤を使うと便利です。
スプレーしてから数分間放置し、スポンジやブラシでこすり洗いを行いましょう。
その後、水で洗い流します。
スポンジタイプの洗剤は、頑固な水垢に効果的です。
特に、鏡や浴槽の狭い隙間や角にこびりついた水垢に対しては、スポンジタイプの洗剤が便利です。
洗剤が染み込んだスポンジで、水垢が付着した部分を丁寧にこすり洗いしましょう。
力を入れすぎず、適度な力加減で汚れを落とすことが大切です。
水でしっかりと洗い流し落とすことも忘れずに行いましょう。
ここまで、水垢の落とし方について解説してきました。
しかし、そもそも水垢をつけないようにしておけば、後々こうした掃除をする必要がありません。
水垢をつけないための工夫としては以下の方法があります。
・お風呂場の水滴はこまめに拭き取る
・換気をしっかり行う
・シャワーを使う
それぞれの方法について細かく解説をしていきます。
お風呂上りに、鏡や壁面の水滴をタオルで拭き取ることで、水垢の発生を抑えることができます。
水滴を放置すると、水中のミネラル成分が固まったり、石鹸カスが残り水垢ができる原因となりますので、こまめに拭き取ることが大切です。
お風呂場の換気は、水垢の発生を抑えるだけでなく、カビや湿気による悪臭の予防にもつながります。
お風呂の使用後や掃除を行った後は、換気扇を使って湿気を排出しましょう。
また、窓を開けて自然換気を行うことも効果的です。
シャワーを使って、鏡や壁面に付着した石鹸やシャンプーをすすぎ落とすことで、水垢の発生を抑えることができます。
また、シャワーヘッドの水圧を利用して、頑固な汚れを落とすことも可能です。
お風呂の鏡の水垢は、適切な方法を用いれば簡単に落とすことができます。
・重曹
・クエン酸
・酢
こうした成分を利用した溶液や
・スプレータイプの洗剤
・スポンジタイプの洗剤
を活用しましょう。
また、水垢予防のためにも、
・お風呂上りに水滴を拭き取り
・換気の実施
・シャワーを使ってすすぎを行うこと
上記の方法により、水垢がつくことを未然に防ぐことが重要です。
定期的なお手入れで、お風呂場を清潔で快適な空間に保つことができます。
大掃除や退去時だけでなく、日頃のお手入れを意識して、水垢に悩まされることなく、お風呂の時間を楽しみましょう。
適切な方法で水垢を落とすことで、鏡も綺麗に保たれ、見た目も美しくなります。
これらの方法を実践することで、お風呂場がより清潔で快適な空間になり、リラックスできる時間を過ごせるでしょう。
ぜひ、これらの方法を試して、お風呂場をキレイに保つようにしましょう。
江上 孝明(エガミタカアキ)
株式会社調和プロダクトサービス代表取締役。
NTTに10年間在籍、1996年4月に同社を設立。
前職と全く異なる業界へ参入するも、高い手腕で取引先開拓を実現。
同社の前進となる事業にて、提携先の企業よりハウスクリーニング事業を引き継ぎ
現在、事業規模を引継ぎ時の4倍に成長させることに成功。
新築現場に一作業者として15年間従事していたため、現場での問題点や現場作業者の立場考え方を理解した上での会社経営を行う。
NTT在籍時代に培われたスキルを生かし、クレーム時の迅速な対応と適切なヒアリング
を得意とし、顧客満足度を高めるためのサービス供給を旨としている。
また、自身でも独自に研究を行い、理論的観点から汚れにアプローチするノウハウを多数
蓄積して現場に反映させている。
資格:2級ハウスクリーニング技士(H17.11社団法人 全国ハウスクリーニング協会(※))
※現:公益社団法人 全国ハウスクリーニング協会
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