2021-04-20
住宅の顔ともいえる玄関には、玄関タイルが敷かれている場合が多くあります。
この玄関タイルですが「気がつくと汚れが付いてしまい、水洗いをしても汚れが落ちない」という悩みを持つ方は少なくないのではないでしょうか。
玄関タイルは種類によって掃除の仕方が変わります。
タイプ別の掃除の仕方を知り、汚れを落としましょう。
目次
屋外を歩いてきた靴の底には、様々な汚れが付着しています。
雨の日に外出すると、靴底が濡れいつも以上に土や砂などが付着してしまいます。
この汚れがそのまま玄関に持ち込まれ、玄関タイルに汚れが付着します。
それ以外にも、風によりほこりや花粉、排ガスに含まれる汚れなども入り込んできます。
目に見えにくい汚れですが、これらが玄関タイルに積もり、やがて落ちにくい汚れになっていきます。
毎日掃き掃除などをして、このような汚れを取り除くようにすれば、頑固な汚れになることは少ないのですが、目で見える程度の汚れではないため、気がつくとこびりついてしまうことになります。
本格的に玄関タイルを掃除する前に、次にあげる3つのことをしておきましょう。
玄関タイルの種類によって掃除の仕方には違いがあります。
また、水洗いができないタイプの玄関タイルもあります。
もし大理石やライムストーンのような天然石のタイルの場合は、水洗いをするとシミができる心配があるので、基本は乾いた柔らかな素材の布で乾拭きを行います。
乾拭きで落ちない汚れがある場合は、プロに掃除を依頼するようにしましょう。
玄関タイルが人工素材の場合には、水洗いが可能です。
ただ、表面の状態により掃除の仕方が異なってきますので、まずはタイルの表面を確認します。
タイルには表面に凹凸があり、ざらざらとしたタイプと、なめらかでツルツルとしたタイプの2つに大きく分かれています。
それぞれの掃除方法は後ほど説明します。
玄関タイルの上に傘立てや靴置き場などがある場合は、どかしておきます。
玄関の限られたスペースで動きやすくするためにも、邪魔になるものはできるだけ避けておくと掃除しやすくなります。
水洗いをするときに、ほこりやごみが残っていると掃除しにくくなるため、先に掃き掃除をしてほこりやごみを取り除いておきます。
もし玄関掃除専用の掃除機がある場合には、ほこりやごみを吸い取ってしまうと早いですね。
掃き掃除で砂ぼこりが舞うのが気になる場合には、湿った茶殻や珈琲カスを撒いてほうきで掃くと茶殻や珈琲カスにほこりが吸着して舞いにくくなります。
ただし、しっかりと取り除かないとタイルにシミを作る原因となるので注意してください。
表面に凹凸があるタイルは、タイルの凹んだ部分にほこりなどの細かな汚れが溜まりやすく、玄関タイルが汚れた印象になります。
そこで、デッキブラシなどを使って、しっかりと凹んだ部分の汚れを取り除く掃除をします。
乾いた状態で重曹を撒き、水で少し濡らしたデッキブラシで擦ります。
その後、水で重曹を洗い流し、雑巾などで拭き取ります。
最後にしっかりと風通しを行って玄関を乾燥させれば終了です。
もちろん重曹ではなく玄関タイル用の洗剤を使用してもよいのですが、重曹は環境にも優しい素材なので、玄関掃除をして家の外に流しても自然環境に影響を与えにくい特徴があるためおすすめです。
表面がツルツルのタイルは、凸凹があるタイルに比べると汚れは入り込みにくいので擦り洗いは不要です。
またブラシなどで擦ると傷ができる心配があるため、スポンジやモップを使って掃除をします。濡れ雑巾での拭き掃除でもきれいになります。
もし汚れが気になる部分があるときには、メラミンスポンジを使うと汚れが落ちます。
ただし、メラミンスポンジはタイルの表面を削ってしまうので使いすぎないようにしましょう。
目立たないところで傷が付かないかを確認してから使用するとよいですね。
アパートやマンションで水洗いができない場合は、汚れを洗い流すのではなく吸着させて取り除く方法がおすすめです。
粘着テープや粘着カーペットクリーナーを使用すると楽に汚れが吸着できます。
粘着力が強すぎるものを使うと、玄関タイルにくっついてしまうため、粘着力が強すぎないものを利用しましょう。
掃き掃除であれば日々の掃除としてしやすいですが、汚れが気になったときのしっかりお掃除は手間もかかりますし時間も必要です。
ここまでの掃除は月に1回程度でもよいですが「忙しくてなかなかできない」「ちょっと面倒」「タイルの素材が天然素材なので素人では掃除が難しい」といった場合には、お掃除のプロにお願いしてみてくださいね。
江上 孝明(エガミタカアキ)
株式会社調和プロダクトサービス代表取締役。
NTTに10年間在籍、1996年4月に同社を設立。
前職と全く異なる業界へ参入するも、高い手腕で取引先開拓を実現。
同社の前進となる事業にて、提携先の企業よりハウスクリーニング事業を引き継ぎ
現在、事業規模を引継ぎ時の4倍に成長させることに成功。
新築現場に一作業者として15年間従事していたため、現場での問題点や現場作業者の立場考え方を理解した上での会社経営を行う。
NTT在籍時代に培われたスキルを生かし、クレーム時の迅速な対応と適切なヒアリング
を得意とし、顧客満足度を高めるためのサービス供給を旨としている。
また、自身でも独自に研究を行い、理論的観点から汚れにアプローチするノウハウを多数
蓄積して現場に反映させている。
資格:2級ハウスクリーニング技士(H17.11社団法人 全国ハウスクリーニング協会(※))
※現:公益社団法人 全国ハウスクリーニング協会
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