2021-04-21
昨今は、自宅のトイレにウォシュレットが付いている家庭も増えています。
トイレの掃除はこまめに行っても、ウォシュレットの掃除をこまめに行っているという家庭は少ないのではないでしょうか。
ウォシュレットのノズルには汚れが溜まりやすい部分です。
お尻をきれいに保つためのウォシュレットをきれいにして、気持ちよく使えるようにしましょう。
目次
お尻に付着した汚れをきれいに洗い流してくれるウォシュレットですが、洗い流された汚れはノズルにも落ちます。
そのため、ノズルは便などの排泄物が付着しやすい部分です。
またノズル周辺は湿気がこもりやすい部分のため、付着した排泄物などをエサにして、カビや雑菌も発生しやすいです。
水分が残った状態になることも多いため、水垢も溜まりやすくなります。
排泄物、カビや雑菌、水垢がノズルについてしまうと、見た目が悪いだけではなく、臭いが発生する恐れも出てきます。
もしかしたらウォシュレット付きのトイレが臭う場合は、ノズルに付着した汚れが原因となっているのかもしれません。
ノズルを掃除するためには、収納されているノズルを引き出さなければなりません。
今まで掃除をしたことがない方は、ノズルの引き出し方が分からないかもしれませんが、それほど難しくはありません。
多くの場合は、ウォシュレットの操作パネルに「ノズル掃除ボタン」や「ノズル掃除入・切」といった表示のボタンがあります。
このボタンを押すだけで、自動的にノズルは引き出せます。
ちなみに掃除が終わり収納する時にも、このボタンを押せばノズルは収納できます。
ノズル掃除のためのボタンがないタイプの場合は、ノズルを自分で引っ張って引き出します。
このようなタイプのウォシュレットの場合、ノズルの先端あたりに突起があるので、ここを手前に引き出せばノズルが出てきます。
掃除前なので手袋をするか、トイレットペーペーなどを添えて引き出すと衛生的です。
ノズルが引き出せたら、掃除を行います。
シートタイプのトイレ用掃除グッズがある場合は、シートを使ってノズルをキュキュット拭き上げます。
頑固な汚れがなければ、これだけで汚れのほとんどは落ちます。
もし汚れが落ちない場合には、中性洗剤を少し付けた後にシートで擦るように拭き取ります。
ノズルを引っ張ったり、力を入れすぎたりしてしまうと、ノズルが壊れてしまうので注意しましょう。
ノズルに触れることが難しい場合には、泡タイプのノズル専用の洗浄クリーナーを使うと手軽です。
ノズルについた泡が無くなるまで放置すれば、汚れが落ちるだけではなく除菌もできます。
週に1度くらいは、より丁寧に掃除をするのがおすすめです。
少なくとも月に1回は丁寧にしっかり掃除をしましょう。
丁寧に掃除をする時には「中性洗剤」「歯ブラシ」「お掃除シート」を用意します。
引き出したノズルに中性洗剤を掛け、水の吐き出し口となる穴の部分を歯ブラシで擦り洗いを行います。
最後にお掃除シートで拭き取って終了です。
除菌もしたい方は、泡タイプのノズル専用の洗浄クリーナーを使うとよいですね。
ノズルの掃除の後は、ノズルを収納口にかぶさっているフタもしっかりとお掃除します。
フタの部分は自動洗浄でも洗い流されない部分なので、汚れが付着しやすい部分です。
取り外せるようでしたら取り外してお掃除をしましょう。
操作パネルも汚れが残りやすい部分なので、お掃除シートを使ってさっと拭き取ります。
便座の裏、トイレの縁、便座と便器の隙間などもお掃除シートを使って拭き掃除を行います。
ウォシュレットのタイプによっては、便座が取り外せるものがありますので、便座を取り外して接合部分などを掃除することもおすすめです。
ウォシュレットには脱臭機能が付いているものがありますが、このタイプの場合脱臭フィルターがあります。このフィルターを引き出して洗うことも忘れないようにしましょう。
トイレの床、壁なども目には見えなくても尿や排泄物が飛び散ってしまっていることがあります。お掃除シートなどを活用して掃除するようにしましょう。
掃除をしてもなかなか落ちない汚れがある場合や、トイレのにおいが取れないといった場合には、プロの手を借りることもおすすめです。
今まであまりウォシュレットの掃除をしたことがないという方の場合も、プロの手を借りて一度きれいにしてもらってから、それを維持するための掃除を行うとよいですよ。
便器の掃除は比較的こまめに行っていても、ウォシュレットの掃除まではしていない方は多いようです。
最初はびっくりするくらい汚れているかもしれませんが、一度しっかりとお掃除をしてきれいにし、それを維持していけるようこまめな掃除を心がけましょう。
江上 孝明(エガミタカアキ)
株式会社調和プロダクトサービス代表取締役。
NTTに10年間在籍、1996年4月に同社を設立。
前職と全く異なる業界へ参入するも、高い手腕で取引先開拓を実現。
同社の前進となる事業にて、提携先の企業よりハウスクリーニング事業を引き継ぎ
現在、事業規模を引継ぎ時の4倍に成長させることに成功。
新築現場に一作業者として15年間従事していたため、現場での問題点や現場作業者の立場考え方を理解した上での会社経営を行う。
NTT在籍時代に培われたスキルを生かし、クレーム時の迅速な対応と適切なヒアリング
を得意とし、顧客満足度を高めるためのサービス供給を旨としている。
また、自身でも独自に研究を行い、理論的観点から汚れにアプローチするノウハウを多数
蓄積して現場に反映させている。
資格:2級ハウスクリーニング技士(H17.11社団法人 全国ハウスクリーニング協会(※))
※現:公益社団法人 全国ハウスクリーニング協会
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