2020-07-15
お家で料理をする方の悩み。それは、換気扇の油汚れです。
揚げ物をしていなくても、気が付くと何故か換気扇のフィルターは真っ黒になってしまいますよね。
換気扇の掃除は面倒ですが、換気扇の油汚れを放っておくと大変なことに…。
換気が正しくされなくなり、お部屋の中に嫌な臭いが広がる原因にもなります。
今回は、換気扇の油汚れの落とし方を解説していきます。
お家で快適に過ごすためにも、換気扇の掃除を学んでいきましょう。
目次
まずは、換気扇の油汚れの原因と落とし方について、紹介していきます。
多くの家の換気扇には、フィルターが取り付けられていますよね。料理をしたときに使用した油は、蒸発をして換気扇に吸い込まれていきます。蒸発した油はフィルターにくっつき、周囲の空気で冷やされ、元の液体の油に戻ります。
そこに、空気中のホコリが付着し、真っ黒なギトギトした汚れになってしまうんです。
真っ黒な油汚れは、放置しておくと、こびり付いてしまい、簡単には取れない状態に。ですから、こまめな清掃がとても大切です。
できれば3か月に一度は換気扇の清掃を行うようにしましょう。
換気扇の油汚れを放っておくと、どんな不都合が起こるのでしょうか。
・異臭が漂う
空気がうまく換気されないので、異臭が部屋の中にこもってしまいます。
・カビが発生する
キッチンは水を使います。
うまく換気がされないと、お部屋の中に湿気が多くなり、カビが発生する原因になります。
・電気代がかかる
フィルターが油でふさがれると、空気が上手に吸えなくなるので、換気扇に負荷がかかり、電気代が増えてしまいます。
・故障や火事の原因に
フィルターに油が付いている状態で、ガスコンロの火が何かの拍子で高く燃え上がるとどうなるでしょう。
火はフィルターの油に燃え移り、最悪の場合、火事になってしまいます。
換気扇の油汚れは次の手順で落としていきます。
用意するものは次の通り。
・新聞紙
・ネジを外す場合はドライバー
・大きめのごみ袋
・アルカリ洗剤
・スポンジ、歯ブラシ
・雑巾
【油汚れの落とし方】
1. コンセントを抜く
安全のために電源プラグを抜くのは基本です。
2. キッチンを汚さないようにする
換気扇の汚れはひどいものですので、周囲を汚さないよう新聞紙を敷いておきます。
3. フィルターを取り外す
換気扇の種類によって、取り外し方は異なるので、不明な場合は取扱説明書に目を通しましょう。
注意点は、ネジなどを外した場合は部品を無くさないようにすることです。
4. 漬けおき洗いをする
シンクにごみ袋を広げ、40度から50度のお湯をためたら、洗剤を入れて、漬けおきします。
油汚れ用のアルカリ洗剤を使用します。
5. 1時間ほど置いておく
6. スポンジやブラシで汚れを落としていく
細かい部分は歯ブラシを使用します。
7. 雑巾で水分を拭き取り、乾燥させる
8. 元通りに取り付ける
綺麗になった換気扇、またすぐに汚したくありませんよね。
そこで、換気扇の油汚れを防止する方法を紹介します。
・外付けのフィルターを付ける
換気扇の外部に外付けのフィルターを取り付けます。
外付けフィルターを取り付けると、油汚れは外付けフィルターに付くので、換気扇自体はほとんど汚れません。
使い捨てのものが多いので、汚れてきたと感じたら、取り外して捨てて、新しいものを取り付けるだけでOKです。
デメリットは、換気が悪くなること。
ガスの換気が悪くなると、センサーが探知して、ガスコンロが使えなくなることもあります。
また、火が舞い上がった場合、外付けフィルターに燃え移り、火事の原因になってしまう可能性も。
・コーティング剤を塗る
換気扇の掃除が終わったら、最後にコーティング剤をスプレーします。
コーティング剤は油汚れを付きにくくするので、次の掃除の際、油汚れがとても落ちやすくなります。
換気扇の他にも油汚れが気になる部分に使用できるもメリット。
デメリットは価格が少し高いことです。
換気扇の油汚れを落とすには、絶対的にアルカリ洗剤がおすすめです。
洗剤には酸性、中性、アルカリ性といったPH値の違いがありますが、油汚れを落とすために最適と言われるのがアルカリ性の洗剤になります。
注意点は、強いアルカリ性の洗剤は素材への負担が大きいこと。
また、肌に触れないように注意する必要があります。
洗剤には家庭用と業務用がありますが、両者の違いは洗剤の強さです。
家庭用では落ちにくい頑固な汚れのときは、業務用洗剤を使用します。
ただし、肌を保護するため、ゴム手袋は忘れずに。
また、アルカリ洗剤以外では、重曹とセスキもおすすめです。
長時間漬けおきすることで、頑固な汚れを落とすことができます。
安全で安いというメリットがあります。
強い洗剤を使っても油汚れが落ちないときってありますよね。
それに加え、洗剤で肌が荒れてしまったり、油汚れが肌や服に付いて取れなくなったり。
一生懸命自力で掃除をしても、そのような結果になると、気分も落ち込んでしまいます。
また、自分で換気扇の油汚れを掃除することには次のようなデメリットがあります。
・擦りすぎる
・部品無くす
・はめられなくて壊す
・故障の原因を作る
・思いのほか汚れ落ちが微妙
・仕上がりが汚い
掃除をしているうちに凝りだして、無駄に体力と時間を消費してしまうことはありませんか。
また「取り付けが甘く、故障の原因になってしまう」「頑張って掃除した割には汚れが落ちていない」という可能性もあります。
そんなときはプロの清掃業者へ依頼をしましょう。
プロなら、頑固な油汚れを徹底的に落としてくれます。
換気扇を綺麗にして、部屋の空気を軽やかにし、快適な生活空間を手に入れましょう。
調和プロダクトサービスでも換気扇の油汚れ落としなど承っておりますのでお気軽にお問い合わせください
江上 孝明(エガミタカアキ)
株式会社調和プロダクトサービス代表取締役。
NTTに10年間在籍、1996年4月に同社を設立。
前職と全く異なる業界へ参入するも、高い手腕で取引先開拓を実現。
同社の前進となる事業にて、提携先の企業よりハウスクリーニング事業を引き継ぎ
現在、事業規模を引継ぎ時の4倍に成長させることに成功。
新築現場に一作業者として15年間従事していたため、現場での問題点や現場作業者の立場考え方を理解した上での会社経営を行う。
NTT在籍時代に培われたスキルを生かし、クレーム時の迅速な対応と適切なヒアリング
を得意とし、顧客満足度を高めるためのサービス供給を旨としている。
また、自身でも独自に研究を行い、理論的観点から汚れにアプローチするノウハウを多数
蓄積して現場に反映させている。
資格:2級ハウスクリーニング技士(H17.11社団法人 全国ハウスクリーニング協会(※))
※現:公益社団法人 全国ハウスクリーニング協会
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